福祉のパンフレットのデザインの特徴は?

福祉の仕事といって思いつくのはどんな職業でしょうか?
たとえば養護老人ホームやこども園など高齢者や障がい者、幼児に携わる職業が挙がってくるかと思います。

福祉というジャンルでパンフレットを作成する際、作成するものがどんなものであろうと、弊社がパッと想像するキーワードは、「優しさ」「繋がり」「清潔」「信頼」です。

自分、もしくは自分の近しい人がお世話になる施設です。信頼できる施設に預けたいと思いますし、優しくしっかり対応してくれるスタッフさんがいることがなにより重要だと思います。

多く使用されるのは、新緑や若葉などの緑〜黄緑、パステルカラーなどの淡い色合い、白メインなどの清涼感のあるイメージだと思います。

弊社でもいくつか福祉関連の会社様からご依頼をいただいておりますので、デザインに関して、どういったポイントで作成しているのか解説をしていきます。

障がい者支援センターゆず様
こちらは障がい者の方のために、職業を紹介している施設の紹介パンフレットです。
運営が「特定非営利法人オレンジ」というお名前でしたので、メインの色はオレンジをベースにしました。鮮やかなオレンジではなく、優しい色味になるよう淡い色合いにしています。また、背景には布のテクスチャー、文字色は全て茶色に統一することにより、柔らかさ・柔軟さ、優しさを表現しています。
少しでも障がいを持っている方の仕事への最初ステップとして、こちらの施設に連絡ができるように、デザインは優しさにこだわりました。

すずらん若桜様
こちらは訪問看護ステーションで使用するサービス紹介リーフレットです。
若桜というお名前から、桜をメインモチーフにピンクで全体を統一しています。繊細で優しい印象に加えて、上品さが出るようなデザインをしました。
医療関係の業務がメインということで、清涼感も感じられるように白場も多めにとり、書体は明朝体を使用して、綺麗な印象を出しています。

特定非営利活動法人オレンジ様
こちらは、施設紹介というわけではなく、サービス案内パンフレットになっています。
一般の企業様への営業を目的としたサービスですので、優しいイメージというのはベースにありつつも、ビジネスっぽさを出しています。
ターゲットによって、デザインの方向性を変更することにより、より精度の高いパンフレットとなります。

まとめ

WEBサイトやSNSの普及により、さまざまなサービス申し込みや広告などがネット上で完結する時代になりました。
ですが、福祉施設に関して言えば、まだまだ施設案内パンフレットやサービス紹介パンフレットが主力の業界ではないでしょうか?
もちろん、インターネットなどに強い高齢者の方もいらっしゃいますが、「ものがある方が安心」という感覚が根強い世代だと考えます。
福祉関連で施設案内パンフレットやサービス紹介パンフレット、リーフレットなどを作成ご検討の方はぜひグラデザへご相談ください。