デザインの依頼でお金がかかること・かからないこと

料金表を見たとき、パンフレット価格の4ページ100部 ¥78,000〜の「〜」という表記がございますよね。これは基本価格が¥78,000という意味で、後はオプションや追加のご要望をお聞きした上で最終価格が確定する形になっております。

部数を増やすことが物量的にわかりやすいものだと思いますが、こちらを閲覧していただいているというお客様は「制作過程で一体どういった場合に追加料金が発生するのだろう?」ということに関心があるのではないかと思います。

弊社の価格に含まれるもの(https://gradeza.net/price2.html)を見ていただくと、この弊社の価格内に含まれるものが書いてあり、そこにオプションがない場合、表記の価格でパンフレットに限らず、チラシや名刺などもデザインをさせていただいております。

ただデザインという業務の特性上、どうしても基本以外のご要望があり、それについてはオプション作業という形で追加料金をいただいております。

ですので、お客様がこういった要望をされると料金が追加になるということの解説と、表記価格どおりの金額でデザインする方法を詳しく解説をさせていただきます。(全てではありませんが、よくお問い合わせをいただくものを掲載しています)

弊社もなるべく安い金額でお客様にデザインサービスを提供させていただきたいと思っていますので、ぜひ参考にして、リーズナブルに弊社のサービスを利用してみてくださいね。

写真撮影をしてほしい!

こちらは価格が大きく追加になります。

ご要望として多いのは、社屋の外観撮影・内観撮影・機械の撮影・商品の撮影・社員さんの撮影などです。
外観・内観・社員の撮影と考えているお客様からよく問い合わせをいただきますが、それだけでもかなり大掛かりとなりますので、カメラマンを手配しての撮影になります。
大まかに計算しても数万円〜十数万は追加になりますし、撮影した写真を加工してほしい(綺麗に修正してほしい・機器の汚れを綺麗にしてほしい・合成してほしい)等も撮影価格に加えてさらに料金が追加になる要素となります。

ただ、追加料金はかかりますが、オリジナルで綺麗に撮影した写真というのは、手に取った人の目に訴えかけてくる情報量が違います。レンタルフォトもプロの写真家が撮影しているものですので、クオリティとしては素晴らしいものが多いですが、モデルさんを使用し、セットで撮影しているので、どうしても実際の社員さんを撮影するようなリアリティはありません。

予算も時間もかけて、こだわった会社案内を作りたいという場合は、撮影も検討した方が良いでしょう。

実際のところ、初回は「撮影もしたいです」とおっしゃられるお客様でも、お見積もりが数万は上がるというお話をさせていただくと、「そこまで本格的にしたいわけではないです」と言われる方がほとんどです。

他社であっても、写真撮影込みで価格が追加にならないということはまずありません。
もし「含まれている」と謳っている会社があれば、それは元から金額がそれなりの価格になっていますので、弊社と見積もり金額を照らし合わせてみてください。

(価格があがらない方法)
・デジタルカメラやスマートフォンで、ご自身で撮影をし、その写真を送っていただく

・レンタルフォトなどの汎用的なイメージ写真を使用する

オリジナルマップを作ってもらえますか?

最近は、WEBサイトにグーグルマップを表示している企業様が増えましたが、印刷物にグーグルマップは権利の関係で使用することができません。

パンフレットなどの印刷物にオリジナルの地図を掲載しようとすると、別途データでの書き起こし作業が必要になりますので、数千円ではございますが、追加で作成料金がかかってきます。

書き起こし費用ですが、ごく一般的な会社案内に掲載する程度の簡易地図であれば数千円程度ですが、たとえばA4サイズくらい使用する広域地図や、地図に加えて行き方を乗り換えからのチャート図の作成、徒歩・車など分けて作成など、通常範囲ではない要素があると作成の難易度があがりますので、その分金額は追加になります。

(価格があがらない方法)
・自社で使用しているもののデータがあるのであれば、それを使う
・自社で作成する

・デザインのやり直してほしい!

デザイン案を提出したあと、「気にいらない」という理由で再度デザイン案の提出となると、追加料金をいただいております。

弊社がお客様のご要望と明らかに違うものを提出した場合や、軽微な修正については通常の料金内で修正させていただいておりますが、「なんとなく違う気がする…」であったり、「私が指示しましたが上司の意向とは違ったようで…」等、最初のご要望から大幅な変更があった場合、再デザインという形になりますので、追加で料金がかかります。

グラデザは、デザイン工程をできるだけおさえる事で、価格をおさえたサービスとなっておりますので、複数のデザインを提案する料金は基本料金には含まれておりません。

よくあるパターンとしては、「デザインはおまかせです」とご依頼をいただいていたのに、作成後に「実は◯◯みたいなデザインがよかった…」というものであったり、「緑を使用したナチュラルデザイン」との依頼後に「社長が最新技術を推したイメージが良いと言っている」など、後から情報が出てきてやり直しになる事が多くあります。

(価格があがらない方法)
・事前にどういったデザインが良いのか、デザイナーと綿密に打ち合わせをする
・決定権のある人(社長など)への要望のヒアリングをしっかりと行ってからイメージを伝える

・WEB上から、希望に近いイメージのデザインを探し、デザイナーに伝える

・中身はおまかせ!全部提案してほしい

こちらはグラデザのサービス内容とは合わないお客様になるかと思いますが、ご相談の上、ある程度ご協力をいただけるお客様に関してはお受けしています。が、ご協力をいただけない場合はお断りさせていただいております。

グラデザではお客様に原稿作りや材料のご提供のご協力いただくことを前提に格安デザインサービス展開をしていますので、全ておまかせ、取材するのも写真を使用するのもイラストを書くのも全て自由で最良のものを提案してください、というご依頼ですと結局一般的なデザイン事務所や広告代理店と価格が変わらなくなってしまいます。

例えば上記のようなご要望で弊社および他社でも見積もりをする場合は4〜8ページの少ないページ数でも50〜100万程度はかかってきます。

大抵のお客様が予算は弊社の基本価格の心算でご相談いただくので、そういうお話をすると諦めてしまわれるか、金額面で平行線になってしまいます。

(価格のあがらない方法)
・こちらのナビゲート通り、材料を用意していただく

・オリジナルイラストを入れて欲しい

イラストの書き起こしはその精度にもよりますが、1点数千円から難易度の高いものになれば1点数万〜かかってきます。

例えば特殊な機器の書き起こしや、あまり一般的ではない作業の風景であったりすると、イラスト制作費がかかります。

また、制作費に加えて資料のご提供もお願いしております。

(価格のあがらない方法)
・汎用的な表現のイラストに変更する

・文字のタイピング

手書き原稿しかない、印刷したものから文字を取って欲しい等、文字原稿が紙の状態で、文字データがない場合は、文字タイピング料がかかってきます。

文字はスタッフがタイピングするため、打ち間違いがないかの確認作業(校正)が必要になり、お客様自身にも必ず確認していただいています。

(価格のあがらない方法)
・ご自分で文字を打ったもの(メール文面でもメモ帳でも構いません)をお送りいただく

まとめ

さまざまなデザインに対する追加料金の説明と、どうすればその追加料金がかからないのかの説明を行ってきましたが、ご納得いただいた上でお支払いいただく分には問題がございませんので、ぜひご相談ください。
もちろんもっと詳しく聞きたい!という場合はお電話でのメールでもかまいませんので是非お問い合わせください。

できるだけ価格をおさえて作りたいという方が大多数だと思いますが、プロに依頼すれば少しの追加料金で短期間・高クオリティのものになる事も事実でございます。

ただ、どうしても予算があるかと思いますので、その兼ね合いをみてご依頼いただければと思います。

そして、もし「これは自分で頑張れそうだな」と思えば、ご協力いただければ追加料金をおさえる事が可能です。お得に印刷物を作ることができるチャンスです。

弊社の基本料金の安さは、必要なものを出来るだけ厳選して、お客様にご納得いただいた上でオプションを追加させていただく形にする事で実現しています。

他のデザイン事務所や、広告代理店のように「要不要全て最初から含んでの見積もり」というものとは違いますので、その違いを認識した上でご利用ください。