ヒントは学生目線!入学案内パンフレット作成のコツ

パンフレットを作ろうと思っている方の中には、学生向けに入学案内パンフレットなどをこれから作ろうとしている広報担当の方もいらっしゃるかもしれません。

 

いかに学生に興味を持って貰えるかを考えている方も多いのではないでしょうか?

たくさん資料請求が来て、志願者が殺到するような人気高校・人気大学でありたいですよね。

 

…でも少子化の進む中で、志願者が年々伸び悩んでいる学校も多いのではないでしょうか?

 

そんなとき、いちばん簡単に見直せるのは、入学案内のパンフレットです。

定期的に刷っているし、内容も更新したりしていることと思います。

そして何より重要なのは、すでに興味を持っている学生わざわざ資料請求して見るものだからです。

そんな入学案内パンフレットを作成する際のコツを今回は書いていこうと思います。

 

1. 改めて今のパンフレットを見直してみる

新規の学校ではない場合、今まで使用していたパンフレットがあると思います。

その内容をじっくりと見直してみてください。

うんざりするくらい今までも見ているかもしれませんが、初めて見る学生のような気持ちになって見てみて下さい。

 

改めて見てみて、「全然よくない!」というのであれば、それはもう即刻デザイン改訂するべきです。
すぐグラデザにご依頼ください!

 

…しかし毎年担当の方が頑張って作っているパンフレットです。
普通に考えて、そんなに酷いとは考えられません。

だからまず、今のパンフレットをじっくり観察することが第一歩です。

 

デザインはどうでしょうか?学生に興味を持ってもらえるようなデザインでしょうか?

内容は誰でも分かりやすいようにまとまっているでしょうか?

学校の情報は全て丁寧に書かれているでしょうか?

もし、どうしても見慣れすぎて分からない、という場合は信頼できるデザイナーさんに見せて相談してみてください。

第三者視点での良い悪いはとても参考になります。特に普段からデザインやレイアウトの観点から印刷物を見ている人からの意見ですので、信憑性は高くなります。

単純に「良いか悪いか」ではなく「こういう風にしたいけれどどうすれば良いか」と聞いてみるのがいいでしょう。

また、他校のパンフレットも色々と取り寄せて見比べてみることも勉強になります。

デザインや企画内容の違いなど、どこが良いのかを考えたり、学生が一体どんなところに注目しているのかを考えてみると見えてくるものがあるのではないでしょうか?

 

2. 学校もブランディングする時代

学生向けにパンフレットを作成する際、大切にしてほしいのは「雰囲気」です

雰囲気ってなんでしょうか?

それは、学校側が「学生にどんな風に見てもらいたいか」ということです。

これをブランディングといいます。

ブランディングと聞いて、「高級ブランド」や「大手メーカー商品」などを思い浮かべた方もいるのではないでしょうか?

 

ブランディングは、高級なものということではありません。

ブランディングの意味は、「どう見て欲しいか」を、ユーザーに正しく認識してもらえるようにするということです。

安いお店を安いと認識することや、個性的なものを扱うお店をあそこに行けば個性的なものが揃っていると認識することも含めブランディングと言います。

これを学校に置き換えてみると、

女子大学であれば女性に好まれる企画やデザインでなければ女性は興味を持ってはくれません。

もっと気軽に来て欲しい、なんて場合はデザインもポップで楽しいものに工夫してみたり、企画も変えたりする必要があるかもしれません。

特に「今までこうしてきたから…」と、今までの歴史の中で積み重ねてきた学校であれば、あまり突飛なことはできないかもしれません。ですが、少しずつ方向性を見直して行くことで改善に向かうのであれば、今までのことよりもこれからをどうするべきかを考えることの方が大切だと私は思います。

3. 内容はどうするべきか

学校の入学案内というものは、冒頭でも少し書きましたが興味があった場合に請求するものです。

受験にきてくれる可能性がある学生が、自らアプローチしてくれる最初の行動です。

その気持ちに十分に応えるには一体どういった内容にしたらいいのでしょうか?

まず掲載内容については、基本の部分は各学校それほど大きく変わらない部分だと思いますが、学校のPRや魅力を存分に表現できるようにしましょう。

これは上記2のブランディングにも関わってくることだと思いますが、求める学生像がぶれないようある程度表に押し出す部分は絞り、その相手に向けるような内容にすることを意識する方が効果的です。

 

また、学校内の情報は正確にかつ分かりやすく表現することをおすすめします。

特に学部紹介や学費・施設内容などについては、受験を希望している学生はもちろん、親も目を通す部分です。

特に親目線で安心できるようなサポート体制があるのであれば、なるべく丁寧に原稿を作り、大きめに載せても良いかと思います。

学生自身も入学を望み、親も安心して任せられる学校だと思ってもらえることが一番良いでしょう。

4. キャンパスライフや将来が想像できるような内容

学生が通学したら一体どんなキャンパスライフを送ることになるのか。
また、卒業したら一体どんな将来が想定できるのか。

そういったことを分かりやすく示してあげることは重要です。

学生の身になって、一体どんなことを日々こなしていかなければいけないのか、そしてどんな勉強をしていくのか、この勉強は将来のどんなことに役に立つのか。学校ではどんな楽しい行事があって、どんな明るい未来があるのか。

もちろんあまりに現実的ではないように意図的に飾ったりする必要はありません。

でもある程度、明るい未来を期待させるような内容でないと、学生は興味を持ってはくれないでしょう。

卒業生が一体どんな職業に就いているのか、在校生がどんな気持ちを持って通っているのか、インタビューや対談コーナーを組んでみたりすると、そのリアルな意見が、これから受験するという生徒には刺さるのではないでしょうか。

 

5. まとめ

いかがでしたでしょうか?

学生向けのパンフレットは少し特殊です。

デザインは学生に照準を合わせることが必須なのですが、親が安心できるということも非常に大切です。
学生さんもそのご両親も納得した上で、入学を決めるご家庭が多いでしょう。

注目を集めるような奇抜なデザインにしても、それ以上に信頼できる内容で勝負しなければならなくまります。

その辺りのさじ加減は非常に重要だと言えるでしょう。

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