校正ってなに?グラフィックデザインに必須の文字校正という仕事について

校正という仕事をご存知でしょうか?

「聞いたことはあるかも…」そんな方もいらっしゃるかもしれません。今回は校正というのは一体どういう仕事なのかをご紹介します。

校正(こうせい、英語: proofreading)は、印刷物等の字句や内容、体裁、色彩の誤りや不具合を、あらかじめ修正すること。校合(きょうごう)ともいう。
出版にあたっては、印刷に先立って仮刷りを行い、それと原稿の内容を突き合わせ、誤植や体裁上の不備を正す。文字や数字ばかりでなく、デザインや発色の確認も行い、特に発色の確認を行う校正を色校正(色校)という。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用

簡単に言うと「間違いがないかチェックする」ということにです。

 

つまりお客様からいただいた原稿と、私たちデザイナーが仕上げたものを照らし合わせ、原稿と違いがないかどうかを見るのが「校正」という仕事です。

カレイド事業部では、現在1人の校正専任のスタッフを置き、お客様からの指示原稿の反映漏れがないかどうかをチェックしています。

指示どおり修正できていないという初歩的なミスから、ちらしの表面・裏面で同じ表現が出てきたときの言い回しの統一ができているかどうか、送りがなが全て統一されているかどうか、改行の位置は不自然ではないかなど、チェックする箇所は多岐に渡ります。

たとえば身近な印刷物・WEBサイトを見て、「申し込み」と「申込」と「申込み」であったり、「子ども」と「こども」と「子供」が混在していませんでしょうか?

 

どんなに素晴らしいデザインでも、これらの文言が統一されていないと、イマイチ洗練されていない印象になってしまいます。「そんなのどれでも一緒だよ・・・」と思うお客様もいらっしゃるかもしれませんが、手に取った人は意外と見ているものです。

 

これらは制作デザイナー本人もチェックをしますが、どうしても制作しながらだと間違いを見逃しやすいので、専任スタッフがデザイナーのチェック漏れをカバーする形で校正しています。

 

ただ美しいだけのデザイン・ただインパクトがあるだけのデザインではなく、まずは内容をしっかりと作り上げる。

その基礎を支えているのが校正というお仕事になります。

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